クリニックで受けられる眼窩下垂の手術！症状が発症する原因を解説

2023/06/02

眼球を覆うひだを上げる筋力の低下

眼瞼下垂の原因として一般的なものに、眼球を覆うひだを上げる筋力の低下が挙げられます。まぶたは筋肉によって開閉をしているため、開閉を担う筋肉が衰えてしまうことで思うように目を開けられなくなり、眼瞼下垂になってしまうのです。

筋力が下がってしまう原因はさまざまですが、主な原因としては加齢による筋力の低下が一般的だといわれています。眼瞼下垂が発症すると自然回復は見込めないため、治療には原則手術が必要です。

眼瞼下垂の原因としては、目の内部にある腱膜（けんまく）の剥離（はくり）も挙げられます。挙筋腱膜（きょきんけんまく）と呼ばれるまぶたの引き上げをサポートする組織が、眼球を守瞼板からはがれることで、眼瞼下垂が起きてしまうのです。

腱膜の剥離には、さまざまな原因があります。原因の主な例として挙げられるのは、長年にわたるコンタクトレンズの使用や高頻度のアイメイクです。また、目を何度もこすることも、腱膜の剥離につながるといわれています。

眼瞼下垂は、腱膜がはがれるだけでなく腱膜に穴が開くことでも発症することがあります。腱膜に異常が発生すれば、剥離と同様にまぶたを引き上げる眼瞼挙筋の力がうまく伝わらなくなります。そしてまぶたが思うように上がらなくなり、眼瞼下垂につながるのです。

上記の他にも、眼瞼下垂にはさまざまな原因があります。まぶた周辺の筋肉や組織が原因になるケースだけでなく、脳梗塞や脳腫瘍をはじめとして脳やその他の部位に原因がある可能性も否定できません。