クリニックで調べてもらえる眼瞼下垂の手術の必要性!軽度の眼瞼下垂を判断できるポイント
上眼瞼の下端から瞳孔までの距離
眼瞼下垂か否か判断する基準としてはまず、上眼瞼の下端(上まぶたの縁)から瞳孔までの距離が挙げられます。正常な方の場合、この距離が3.0mm以上確保されています。しかし1.5mm前後になると軽度の眼瞼下垂であり、まぶたの方が瞳孔よりも下がっている場合は重度の眼瞼下垂だと判断可能です。
ただし実際には、視界が狭くなってくると無意識の内にまゆ毛のあたりの筋肉を使い、視界を確保しようとしてしまいます。そのため、上記基準で軽度に当たる場合、実際にはより進行している可能性が高いでしょう。
眼に重さを感じる状態が持続する時間
眼に重さを感じる状態が持続する時間も。眼瞼下垂を判断できるポイントの1つです。眼瞼下垂が発症するとまぶたを開きにくくなり、重いと感じるようになるためです。
一時的に眼が重いと感じるだけであれば、眼の疲れが原因であることも考えられます。しかし、日常的に眼が重いと感じるようであれば、眼瞼下垂の可能性を疑いましょう。「自分は大丈夫」と自己判断をせずに、ちょっとした異変を感じた段階で医師に相談することが大切です。
併発する可能性がある肩の凝りや頭痛の有無
眼瞼下垂になると、肩の凝りや頭痛を併発する可能性があります。そのため、原因不明の肩こりや頭痛が発生するようになったら、眼瞼下垂が疑われます。
まぶたが開けにくくなると、人は無意識にまゆ下のあたりの筋肉で目を開こうとします。この状態が続くとおでこの前頭筋に負担がかかり続け、前頭筋とつながりのある肩や首の筋肉にも緊張が広がっていってしまうのです。一般の人が自分で判断することはやはり難しいため、心配ならば医師に相談した方が良いでしょう。